大きいサイズの振袖.留袖.訪問着.紋付.袴.ドレスをレンタル
「持ち込みされた はかまを着付けした話」

他店で袴をレンタルして持ち込みされて
それを着付けしなければいけないケースが毎年数件あります。

今年もあったのですが、残念なことに袴が短いのです。
借りた店で「身長で勝手に出して来られた袴」らしいのですが、

「身長が同じでも手足の長さって、人それぞれ違うもの」です
同じ身長でも腰の高さや胸の高さは同じではないし、肩幅や腕の長さもさまざま。

なのに、
サイズ表を見て出されたものを出す方もそんなものを借りてくる方も借りてくるほうです。

本来、着物は裄丈を測り、袴は紐下丈を測って着る人に合わせて作るものです。

裄丈も紐下丈も合わないサイズのものを持って来られて、
着付けする方も大変なのですが、
サイズの合わないものを着せられるお客さまのほうがもっと大変です。

まず 着物の「裄丈が短い」と「肩幅と腕の部分が狭い」ので、窮屈になるのです。
「ひもや帯が短い」と「短いものを使ってムリに結ばないといけない」ので結ぶのも大変ですし、
結ばれたお客さまはもっと苦しいはずです。

さらに はかまですが、女性の場合はちょうど良い長さの袴なら、
胸で帯を締めて、アンダーバストのあたりにはかまの紐下ラインが来ます。

バスト上でしめているから痛くも苦しくもなりにくいのですが、
はかまが短い場合は、すその位置がくるぶしに来るように着付けするため、
はかまの位置を下げないといけません。

はかまを下げると、その下にくる帯もひもも位置を下げないといけません。
胸上ではなくみぞおちのあたりにまで下がる事になるのですが、
みぞおちで帯やひももしめられたら苦しくてしょうがないと思います。

ただ「貸すだけ」のお店は「着付けしないから」気づいていないのですが、

取り立てて身長が大きいわけでもないし、取り立ててぽっちゃりなわけでもない体型でも
平成生まれは 手足が長い人が多くなっています

このような事から
着付けを長年行って来た当店では、着せられるお客さんの身になって
【短いはかまはダメ】【裄丈の合わない着物はダメ】と言うことを提唱しています。

しかし、
「長いはかま」「裄丈に長い着物」は「値段が高く」「コストがかかる」ので
1円でも安く仕入れて 儲けてやりましょう。などと考えている
「もうけ第一主義」のお店には置いていないのです。

大きいサイズを作る事は普通サイズを既製品をただ仕入れて貸すだけよりも
数倍、数十倍コストがかかります。

儲けようと思うなら、こんな手間がかかるのに、お金にならないものなんて
辞めた方がいい。ってつくづく思います。

何ヶ月もかけて、何度も縫い直してようやくこんなに大きくして作ってもらっているのですが、
他の色がないのか。とか 他の柄がないのか、と言う客さんがいて困っている。と
メーカーさんに相談したところ「入ればラッキーだと思って欲しいよね。」と言われました。

しかし、
過去に他店でこのような事態に遭われたお客さまが新幹線で、LCCで全国から来て下さるから、
作れば作るほど利益は減るのですがやっているのです。

大きいサイズの着物と袴。 一度でも着物で大変な目にあっているお客さんは
すぐにわかってもらえるのですが、

着物はフリーサイズだから、どれでも着れるんでしょ。とか
どこで借りても一緒でしょ。とか 言う人が世の中には多くて、多くて、
大変残念で仕方ありません。

よく「全ての人を幸せにする事は出来ない。」と言われますが、
そのようなどこでもいい。何でもいい。安けりゃいい。と思っている人までは
どうしてあげる事も出来ない。 のでしょう

被害者を一人でも減らすために、耳を傾けて下さった方に、
読んで下さった方に伝えていきたい。

それが、私たち安部美容院、ブライダル衣裳絹の願いです。

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